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テロリスト想定 迎賓館で要人警護の訓練

2015年11月20日 14:16
テロリスト想定 迎賓館で要人警護の訓練

 パリの同時テロ事件を受けてテロへの脅威が高まるなか、半年後に迫った伊勢志摩サミットの警備を担う警視庁が20日、要人警護の訓練を公開した。

 東京・港区の迎賓館では、セキュリティーポリス(=SP)ら約140人が、外国の要人がテロリストに襲われたという想定で訓練を行った。SPが即座に拳銃を奪いテロリストを制圧すると同時に、警護車両で要人を速やかに避難させた。

 また、東京の地下鉄・岩本町駅構内では、けん銃を持ったテロリストが逃走したという想定で訓練が行われた。

 パリのテロでは、コンサートホールやカフェなど警備が手薄なソフトターゲットが狙われており、駅員による素早い避難誘導も行われた。

 警視庁は、半年後に迫ったサミットや5年後の東京オリンピックに向け、テロ対処能力を高めるとともに、民間と連携したソフトターゲットの警備体制の強化を進めることにしている。