「組み体操」事故防止に向け議員連盟を発足
学校の運動会などで行われる「組み体操」による事故が相次いでいることを受け、超党派の国会議員の有志が議員連盟を発足させ、事故防止に向けての提言を今月中にとりまとめる方針を示した。
議員連盟を発足させたのは、維新の党の初鹿明博議員や自民党の河村健夫元文部科学相ら与野党の国会議員。
16日の総会では、スポーツ庁の担当者が「組み体操」による事故が5年前の調査開始以来、毎年8000件を超え、中には頭や首などをケガして後遺症が残った例も8件あったと報告した。
また、専門家として招かれた大学教授は、「組み体操」の段数だけで安全かどうか判断せず、技自体の危険性を見極めるべきだと説明した。
議員連盟は、今月中に事故防止に向けた提言をまとめる予定で、文部科学省は、こうした提言もふまえ、来月末までに、組み体操についてガイドラインを示す方針。