再稼働に向けた準備中に放射性物質を含む水漏れがあった福井県の高浜原発４号機は、部品の取り替えなどを完了し、２６日午後５時ごろ、原子炉を起動させる。

　関西電力によると高浜原発４号機は２６日午後５時ごろ、制御棒の引き抜きを始め原子炉を起動する。

　今月２０日には、ボルトの締め付け不足が原因で建屋内の配管の弁から放射性物質を含む水が漏れるトラブルがあったものの、関西電力では問題の部品を取り替えるなど、あらためてプラントの点検をして健全性を確認したという。

　順調に作業が進むと２７日午前６時ごろ、核分裂反応が連続して起こる「臨界」に達する予定で、先月、再稼働した３号機と同じくＭＯＸ燃料を使うプルサーマル発電となる。