首都圏を走る高速道路の料金体系が、来月１日から変わる。料金は基本的に走行距離に応じて設定され、首都高速道路の料金の上限は１３００円となる。

　ネクスコ東日本とネクスコ中日本、首都高速道路の３社は、来月から首都圏の高速道路について路線ごとに異なる料金体系を見直し、基本的に走行距離に応じた「対距離制」の料金に移行させると発表した。

　割安な首都高の料金の上限を１３００円まで引き上げる一方、割高となっている圏央道などの料金水準を引き下げる。首都圏を通過する車を、値下げとなる圏央道などに誘導することで、首都高の渋滞緩和につなげる狙いもある。

　また、ＥＴＣのない車が首都高を使う場合は、現在の一律９３０円が１３００円になる。

　新しい料金体系は来月１日の午前０時からスタートする予定。