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“辺野古”巡り政府と和解…沖縄の反応は?

2016年3月4日 17:35
“辺野古”巡り政府と和解…沖縄の反応は?

 アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設問題で4日、大きな動きがあった。この問題をめぐって訴訟合戦となっていた国と沖縄県が和解した。国との和解が成立した沖縄県の反応を名護市辺野古から佐藤拓記者が報告。

 普天間基地の移設先となっている辺野古の海では、4日、海上での作業は確認されていない。移設工事を停止する内容の和解が成立したことについて、沖縄県では歓迎する声が上がっている。

 移設反対派「一歩前進というか、前向きになったということだから良かったんじゃないか」

 翁長県知事「話し合いが始まるということは私たちのほうからも望むところでありますので、ぜひ話し合いをする中から展望を見いだしていきたい」「(Q:和解後も総理は辺野古への移設が唯一だと)それは大変残念な発言だと思います。和解に応じたという時に話をする言葉ではない」

 今回の和解成立で、約半年にわたって続いた県と国との法廷闘争はいったん収束するが、沖縄県は、『政府が辺野古への移設を断念しない限り、円満解決にはならない』との立場で、政府との溝は埋まっていない。今後協議が決裂すれば、再び国と裁判闘争になるため、今回の和解は「つかの間の休息」と言えそうだ。

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