巨人 複数選手が公式戦に絡め金銭やりとり
野球賭博が問題となっているプロ野球・巨人で、過去に複数の選手が公式戦の勝敗に絡めて金銭のやりとりをしていたことがわかった。
巨人によると、公式戦での金銭のやりとりは2012年から始まり、複数の選手が1人5000円ずつ用意し巨人が試合に勝った場合、試合前の円陣で「頑張ろう」など「声出し」をした選手が総取りしていたという。逆に負けた場合は、「声出し」した選手が全員に1000円ずつ払っていたという。
この金銭のやりとりは、チームの成績が悪かった時に始まったが、その後、成績が良くなってきたので「げん担ぎ」の意味もあり定着したという。この金銭のやりとりは去年の野球賭博の調査の過程で発覚した。
巨人は「八百長にはつながらない」として公表していなかったが、「誤解を招くとして禁止した」としている。
一方、NPB(=日本野球機構)は、去年の段階でこの事実を把握していたが、賭博行為には当たらないと判断し去年11月にまとめた調査報告書には記載されなかった。