ハロウィーン直前の土曜日、東京の渋谷駅周辺では、事故やトラブルを防ぐため、警視庁などが厳戒態勢をしいて警戒にあたっています。

渋谷ではDJポリスが出動したほか、28日午後4時ごろから一部の道路を車両通行止めにしています。警視庁は去年のソウルの梨泰院でおきた雑踏事故などを受け、機動隊を配置して厳重な態勢で警備をおこなっています。

さらにセンター街の入り口では区が道の真ん中に柵を設置して、一方通行にするなど人を滞留させないための対策を取っています。ただ仮装をした人の姿は少なく、仮装を自粛した人の声も聞かれました。

「アイドルのライブで（来ました）。たまたまかぶっちゃって」

ーー仮装しようと思わない？

「思わない。禁止なので一応、守ろうという意識が」

渋谷区は「ハロウィーン期間は渋谷駅周辺に来ないでほしい」と呼びかけていて、駅前の「ハチ公」の銅像周辺では来月1日の早朝まで、安全対策のため仮囲いが設置されています。

警視庁によりますと、これまでに大きなトラブルの報告はないということです。