伊勢志摩サミットが５月に迫る中、警視庁は１８日、客で賑わうデパートがテロのターゲットになったという想定で対策訓練を行った。

　訓練は、東京・日本橋の三越本店に爆破予告の電話があったという想定で行われた。建物の中を調べると、不審なぬいぐるみが発見され、店員や警察官らが買い物客を避難させた。

　その後、テロリストが仕掛けたとみられる爆発物の入ったぬいぐるみを爆発物処理班が回収した。

　警視庁は、ソフトターゲットと呼ばれる不特定多数の人が集まる施設でのテロ対策の強化を進めている。