東京五輪“バリアフリー化”国交省が検討会
東京オリンピック・パラリンピックに向けて、バリアフリー化を進める国土交通省が22日、検討会を開き、駅での点字ブロックの不足など、具体的な課題と対応について協議した。
検討会では、羽田空港や成田空港から競技場の最寄り駅までの身体障害者の移動にどのような不具合が生じているか、国土交通省が調査した内容が話し合われた。
調査では、羽田空港から鉄道に乗り入れる場所において、視覚障害者用の点字ブロックがつながっていないことや、駅に障害者が使用する「多目的トイレ」の案内表示がないことなどが明らかになったという。また、障害者が利用できるエレベーターが少ないこともわかったという。
国土交通省は、今後、対応策をまとめ、鉄道事業者などに駅などの整備を促す方針。