食事バランス守った人ほど死亡リスク「少」
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約8万人の食事と死亡の関係について調査した結果、国が作った「食事ガイド」を守り、バランスの良い食事をとっている人ほど死亡リスクが低く、特に脳卒中など脳血管疾患の死亡リスクが低いことがわかった。
これは、国立国際医療研究センターの黒谷上級研究員らが研究したもので、1日に何をどれだけ食べたらよいのか国が目安を示した「食事バランスガイド」と死因の関連を、約8万人を対象に15年間、追跡した。その結果、主食や副菜などをバランスよくとり、目安を守った人ほど死亡リスクが低く、特に脳卒中などの脳血管疾患での死亡率が低かったという。
また、野菜やきのこなどの副菜と果物の目安を守った人は、循環器疾患での死亡リスクが顕著に低く、肉や魚、卵など主菜の目安を守った人は、脳血管疾患の死亡リスクが顕著に低かったという。