IAEA 日本の原子力規制を調査
IAEA(=国際原子力機関)の調査チームが来日し、日本における原子力規制の制度や組織のあり方などが適切かどうか調査を開始した。
調査チームは、原子力規制委員会や経済産業省、電力事業者などと面談を行うほか、今月下旬にも再稼働する福井県の高浜原発なども現地で視察し、日本の原子力規制が適切に行われているかどうかを調査する。
調査チームは2007年にも来日しているが、当時の日本の原子力規制について、「複数の規制機関が存在し、それぞれの役割が不明確だ」と厳しい指摘をしていた。
福島第一原発の事故を教訓に、新たに組織し直した日本の原子力規制について、今回どのような評価をするか注目されている。
調査チームは22日まで日本に滞在し、最終日に暫定的な報告書を公表する方針。