諏訪大社御柱祭 8本の御柱が里を目指す
長野県で2日、数えで7年に1度の諏訪大社御柱祭が幕を開けた。上社山出しで8本の御柱が里を目指している。
御柱祭は諏訪大社最大の神事で、山から切り出したモミの巨木を人の力だけでひく祭り。2日は上社山出しの初日で、本宮と前宮に建てる計8本の御柱が八ヶ岳山麓の茅野市と諏訪郡原村の境にある綱置場を出発した。
このうち、周囲が3メートル35センチと最も太い「本宮一之御柱」は、2000人以上の氏子が力を合わせてひいていく。8本の先頭に立っているため、スケジュールを遅らせないよう、威勢のいい掛け声とともに進んでいた。
2日は一番の難所でもある穴山の大曲りを抜け、3日から最大の見せ場となる「木落し」などが行われる。御柱祭の上社山出しは4日までで、約12キロの道のりをひく。