“ドローンで宅配”実証実験始まる 千葉市
小型無人機「ドローン」を使った宅配サービスを検討している千葉市で、11日から荷物を運ぶ実証実験が始まった。
これは千葉市や民間企業などが共同で、幕張新都心で始めたもの。11日朝、実験用のドローンはショッピングモールから商品を届ける想定で、店の屋上からカゴに入ったワインボトルを地上に届けた。続いて、10階建てマンションの屋上に薬を運ぶ実験も行われ、ドローンは安定飛行で届けることに成功した。
千葉市では、国家戦略特区として2019年にもドローン宅配の実用化を目指している。
熊谷俊人千葉市長「感無量で未来を感じる映像だなと。住民の理解、プライバシーの問題、そうしたことについて理解の得られる形で責任を持って議論し、必要な整備等していきたい」
今後、対象地区の新築マンションにはベランダにドローン専用の離着陸スペースが設置される計画で、千葉市は飛行ルールの規制緩和などを国と協議する方針。