熊本県ではいまだ多くが避難生活を続けているが、交通機関やインフラに復旧の動きも出てきている。

　熊本市ではインフラや交通機関は徐々に復旧しつつある。震度６強を観測した１６日の本震以降、運休していた熊本市の市電は１９日、一部で運行を再開し、２０日朝は全線での運行を始めた。利用する市民の表情にも少しだけ明るさが戻った。

　また、熊本市内のほぼ全域で供給が止まっている都市ガスは、２０日朝から一部で供給が再開される。また熊本市の水道は、２０日朝までに約８０パーセントの地域で試験的な通水が始まった。ただ全面的な回復までにはまだ時間がかかる見通し。