現場に雨…南阿蘇村での捜索22日も見送り

約9万人が依然避難を続けている熊本地震。地震の被災地ではボランティアの受け入れが始まった。
熊本・益城町ではボランティアセンターが開設された。初日の21日は、熊本県内だけでなく、福岡や関西、東北地方からも約200人のボランティアが駆けつけ、さっそく避難所で避難者に配る炊き出しや清掃などを手伝った。
22日は、熊本市でもボランティアの受け入れを始める予定で、復興に向けた動きが加速することが期待されている。
一方で、被災地は21日、所により100ミリを超える大雨に見舞われた。南阿蘇村では、依然連絡が取れなくなっている2人の捜索が21日朝から中断したままになっているが、21日夜、自衛隊などは現場の土砂が水分を含み非常に危険な状態だと判断し、22日も捜索を見送ることを決めた。
また復旧作業が続く九州新幹線について、23日には、博多-熊本間で試験走行が行われる見通し。その結果をみて、運行は23日中にも、再開される見込み。