テロ訓練 通信指令センターの様子を初公開
伊勢志摩サミットの開催を控え、警視庁は22日、都内で同時多発テロが起きた想定で緊急配備訓練を行い、指揮をする通信指令センターの様子を初めて公開した。
訓練は、JR東京駅で不審物が見つかったあと、東京ビッグサイトや横田基地で爆弾テロが相次ぎ、犯人が逃走しているという想定で行われた。警察官約1万人が参加し、警視庁本部にある通信指令センターでは、速やかに犯人の特徴などをパトカーなどに無線で伝えた。
その後、同時多発テロと判断されると102あるすべての警察署や部隊を動員する「全体配備」を発令し、犯人確保までの連携を確認した。
こうした緊急配備訓練が公開されるのは初めてで、警視庁はサミットに向けテロ対策の強化を進めている。