博多~熊本で新幹線再開へ…復旧の動き進む

熊本で2回目の震度7を観測した地震から23日で1週間。熊本市ではボランティアの受け入れが始まったほか、九州新幹線が23日、博多と熊本の間で運転を再開するなど復旧の動きが進められている。
22日は熊本市でボランティアの受け入れが始まり、県内外から約800人の希望者が集まった。4~5人ほどのグループに分かれ注意事項などの説明を受けたあと、避難所での手伝いをしたほか、支援を必要とする人をさがすため、市内でチラシを配るなどした。
また、午後には韓国空軍の輸送機が熊本空港に到着し、韓国政府から毛布や食料などの支援物資が届いた。
一方、地震で施設に大きな被害が出た九州新幹線は、博多と熊本の間で23日昼前から運行を再開する予定。当面は本数を減らし、山陽新幹線との直通運転は中止される。残る熊本と新水俣の間は22日に脱線車両の撤去が終わったが、施設の被害が大きく、復旧のめどは立っていないという。
また、今も男性2人が行方不明になっている南阿蘇村では、雨で中断された捜索活動が22日午後から再開され、夜通し行われている。今のところ手がかりなどは見つかっていないという。