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国際連携強化を…拉致被害者家族らが訪米へ

2016年5月1日 14:35
国際連携強化を…拉致被害者家族らが訪米へ

 北朝鮮による拉致被害者の家族と加藤拉致問題担当相が、問題解決に向けた国際社会の連携強化を呼びかけるため、1日午前、アメリカへ出発した。

 加藤拉致問題担当相「一日も早い拉致被害者の帰国に向け、環境をつくっていきたい」

 横田めぐみさんの弟・横田拓也さん(47)「私の姉(めぐみさん)については38年、拉致されてから時が過ぎている。約40年の人もたくさんいる。(拉致が)国際的な人道の罪にあたることを強く訴えていきたい」

 田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さん(39)「各国が協力しあって北朝鮮から被害者を救う動きになればいいと思う」

 拉致被害者家族と加藤拉致問題担当相は、ワシントンとニューヨークを訪れ、日本政府が主催のシンポジウムなどに出席する予定。

 拉致問題をめぐっては、今年2月に北朝鮮が特別調査委員会の解体を発表するなど、解決に向けた進展が見えない状況が続いている。政府は今回のシンポジウムなどを通して、アメリカや韓国など国際社会が連携を強めるよう呼びかけることにしている。

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