６日、大雨の予想があった熊本地震の被災地では、激しい雨が降るおそれはなくなったが、引き続き土砂災害に注意が必要。

　熊本県内では、６日未明から雨が降り、南阿蘇村では、阿蘇大橋付近の工事を中断した。

　熊本県内では、激しい雨が降るおそれはなくなったが、先月からの地震で地盤が緩んでいるところがあり、気象台では土砂災害に注意するよう呼びかけている。これを受け、熊本県西原村では６日朝、古閑地区・上布田地区・下布田地区・新屋敷地区・畑地区・風当地区・袴野地区・宮山地区・出の口地区・日向地区・多々良地区・星田地区の４５４世帯、１３６１人に避難勧告を出している。また、この地区以外でも、崖に近い住民などに対し早めの避難を呼びかけている。

　こうした中、復興に向けてあらたな動きがあった。二輪車や自動車部品などを製造する熊本県大津町のホンダ熊本製作所で６日、自動車のエンジン部品を製造するラインが再開した。この工場は、先月の熊本地震で被災し製造ラインがすべてストップしていた。ホンダによると、すべての製造ラインの再開は８月中旬になる見込み。