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住まいは木造駅舎…観光大使にゃん太郎です

2016年5月9日 17:30
住まいは木造駅舎…観光大使にゃん太郎です

 鹿児島県内で最も古い木造駅舎として人気のJR肥薩線の嘉例川駅(霧島市)に、去年から1匹の猫が住みついている。猫の名は「にゃん太郎」。地域の人や観光客にも愛されていて、今月5日には嘉例川地区の観光大使に任命された。

 明治36年に建てられ、100年以上の歴史がある木造駅舎の嘉例川駅に1匹の猫が暮らしている。嘉例川駅に現れたのは去年11月。丸みを帯びた体、透き通ったブルーの瞳、推定4歳から5歳のオス猫だ。

 地域の人たちと協力して猫の世話をしている嘉例川地区活性化推進委員会・山木由美子委員長が、猫を「にゃん太郎」と命名。駅の利用客や観光客からも人気を集め、今月5日、晴れて嘉例川の観光大使に就任した。就任のお祝いとして、JR九州からは立派な「にゃん太郎の家」が、霧島市の前田市長からは「キャットフード」が贈られた。

 そんな「にゃん太郎」はというと…任命式の間ものんびり日なたぼっこ。マイペースな姿に、訪れた人たちからも笑みがこぼれる。

 去年11月から「にゃん太郎」の写真を撮り続けているという写真愛好家の男性がいる。男性に話を聞くと…

 「言う事を聞いてくれないところが良くて、気まぐれなところが好きで、何度も写真を撮りに来ている。(観光大使就任は)ちょっとうれしいようで、寂しいかな。ずっと見てきた分…僕より出世したなと」

 嘉例川地区活性化推進委員会は、無断でエサやお菓子を与えたり、フラッシュを使っての写真撮影、抱っこするなどの行為はしたりしないように呼びかけている。

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