東京都の舛添知事の資金管理団体が、千葉県内のホテルに「会議費」名目で支出した費用が実際には単なる旅行だった可能性がでている問題で、舛添知事は「資料を精査してコメントしたい」と述べた。

　現在は解散している舛添知事の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」の政治資金収支報告書によると、千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」に「会議費」の名目で２０１３年１月３日に約２３万８０００円、２０１４年１月２日に約１３万３０００円の、合わせて約３７万円を支払っている。

　日本テレビの取材に対しホテルの関係者は、「正月三が日にホテルの会議室を使う人は通常いない」と話していて、支出が会議目的ではなく単なる旅行目的だった可能性がある。その場合、政治資金規正法違反の虚偽記載に当たる可能性もある。これについて舛添知事は１１日、記者団の取材に応じた。

　舛添知事「事務所に指示をしてけさから全部書類をめくってきちっと調べろと言ってます。きちんと精査が終わりましたらまたコメントしたい」

　舛添知事はこのように述べ、近くこの問題について説明する考えを明らかにした。早ければ１３日の定例会見で説明を行う見込み。