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皇后さま、きょう61歳誕生日 能登半島地震に「心が締め付けられる思い」 愛子さまは「仕事にやり甲斐を感じながら励んでいる」 大谷翔平などの活躍「明るい希望と勇気与えた」

2024年12月9日 0:00
皇后さま、きょう61歳誕生日 能登半島地震に「心が締め付けられる思い」 愛子さまは「仕事にやり甲斐を感じながら励んでいる」 大谷翔平などの活躍「明るい希望と勇気与えた」

皇后さまは9日、61歳の誕生日を迎えられました。

61歳の誕生日にあたり、文書で寄せた感想の中で、皇后さまは元日の能登半島地震について「深く心の痛む年の始まりとなりました」と振り返る中で、「多くの人々がこのような大きな試練に直面していることに、心が締め付けられる思いが致しました」とつづり、犠牲者を悼み、被災者を気遣われました。

さらに、自然災害の多発に「気候変動などの地球規模の環境問題には、年々切迫感が増しているように感じられ、私たちが力を合わせながら、真剣に取り組んでいかなければならない問題の一つであると感じます」と危機感を示されました。

一方、パリオリンピック・パラリンピックの選手団や、メジャーリーグの大谷翔平選手らについて、「こうした若い人たちが日々の努力の積み重ねにより新たな世界を切り開いていく姿は、多くの日本の人たちに明るい希望と勇気を与えてくれた」と喜ばれました。

また、印象に残った出来事に、日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞を挙げ、「来年、戦後80年を迎える中、被爆された方々の痛みや苦しみ、そして長年にわたって活動を続けてこられた方々の御苦労」に思いをはせ、平和な世界を築く大切さを記されました。

日本赤十字社で働きながら公務も行う長女の愛子さまについては「仕事についてもやり甲斐を感じながら励んでいる様子をうれしく思っています」と親心をのぞかされました。

最終更新日:2024年12月9日 0:00