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気象庁「熊本地震との関連、考えにくい」

2016年5月16日 22:33
気象庁「熊本地震との関連、考えにくい」

 16日午後9時23分ごろ、茨城県で震度5弱を観測する地震があった。この地震による津波の心配はない。

 気象庁によると、午後9時23分ごろの地震で震度5弱を観測したのは茨城県小美玉市で、埼玉県や千葉県など、関東地方の広い範囲で震度4や震度3の揺れを観測した。この地震の震源は茨城県南部で、震源の深さは42キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.5と推定されている。この地震による津波の心配はなく、茨城県東海村にある東海第二原発などに、異常は確認されていないという。

 気象庁によると、今回の地震の震源付近は、フィリピン海プレートが日本の下に潜り込んでいる場所で、「地震の巣」と呼ばれるほど関東地方でも地震の多い場所。2014年9月16日にもこの付近の深さ47キロの場所でマグニチュード5.6の地震が発生して、埼玉県や栃木県、群馬県など広い範囲で震度5弱の強い揺れを観測している。また、2011年の東日本大震災以降、地震活動が活発化している場所の1つ。

 気象庁は、今回の地震と先月起きた熊本地震との関連について、「直接的な影響は考えにくい」としている。