熊本市 「り災証明書」の発行始まる
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一連の熊本地震で熊本県内では、約8万5000棟の家屋が被害を受けているが、熊本市では17日から新たにシステムを導入し、家屋の調査を伴う「り災証明書」の発行が始まった。
熊本市ではこれまで、写真判定によって一部損壊のり災証明書の発行を行ってきたが、全壊や半壊の判定には現地調査が必要なため、被災した家屋の調査を続けてきた。17日からは、この調査に基づく、り災証明書の発行が始まり、仮設住宅などへの入居を希望する市民が訪れていた。熊本市にはすでに約6万件の申請が寄せられていて、作業の効率化のために、17日から専用のパソコンを導入した。
このほか益城町では今月20日から、南阿蘇村では今月19日からり災証明書の発行が始まる予定。