両陛下が熊本県を訪問 被災者を見舞う

天皇・皇后両陛下は、一連の熊本地震の被災者を見舞うため、日帰りで熊本県を訪問された。
天皇・皇后両陛下は、熊本空港に到着後、自衛隊のヘリコプターに乗りかえ、南阿蘇村を訪問された。宮内庁によると、両陛下は上空から被災状況を見て、被害が大きかった所では、黙とうをされたという。
その後、震度7を2度観測し20人が亡くなった益城町を訪問された。200人以上が避難している益城中央小学校の体育館を訪れた両陛下は、被災した人たちに声をかけて回られ、8歳の女の子が折り紙で作ったユリの花を手渡した。
また、地震で28歳の孫を亡くした女性に、天皇陛下は「本当に残念なことでしたね」と声をかけられた。
孫を亡くした河添ハル子さん(85)「ひとことひとこと丁寧にされて、本当にうれしくて、私も涙が出ました。考え直して元気になろうと思いました」
両陛下は予定していた時間を15分ほどオーバーして体育館を後にし、19日夜、熊本から東京へ戻られた。