熊本県内初の仮設住宅、室内を公開 甲佐町
熊本県では熊本地震の被災者を対象にした応急仮設住宅の建設が進んでいるが、県内でいち早く甲佐町の住宅が完成し、4日に室内が公開された。
公開されたのは甲佐町早川に建設されたプレハブ造りの仮設住宅90戸。3日、工事を終えたばかりで、玄関や室内には県産の木材が使われている。温かみのある空間にしようと各住宅には必ず和室が設けられ、窓の外には交流を深めてもらうため縁側も設置してある。また、高齢者の孤独死が問題となった東日本大震災の教訓から、敷地内に談話室を設置するなど、住民同士の交流を促す造りとなっている。
熊本県住宅課・折田義浩課長補佐「この団地を一つの家族みたいに温かみのある団地にしてほしい」
甲佐町では5日から仮設住宅への入居が始まる。