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「せこすぎる」都議会で舛添知事の責任追及

2016年6月8日 0:27
「せこすぎる」都議会で舛添知事の責任追及

 東京都の舛添知事に対する都議会からの追及が始まった。7日の代表質問では、野党だけでなく身内の与党からも厳しい質問が相次ぎ、知事の答弁に納得できないと、再質問が行われるという異例の展開となった。

 都議会自民党・神林都議「私は怒っています。家族旅行の代金を浮かすために政治資金を活用しようとしていると言われても仕方ありません。あまりにせこい話であります」

 舛添知事「今後、同様な状況があれば誤解を招かぬよう別途会議室を借りるなどし、対応をはかってまいりたい」

 都議会公明党・上野都議「失態が発生した原因責任を第三者ではなく、舛添知事自身がどう認識しているのか明らかにすべきであります。第三者を間に挟まなければ信頼してもらえないような、その時点で知事はもう失格であります」

 舛添知事「生まれ変わった気持ちで、都政に全力をあげ、都民のみなさまのために努力してまいりたい」

 共産党都議団「2年連続お正月に家族旅行のホテルで面談という説明は不自然です。友人が誰かも説明できず、事実だと言うのなら、その証拠を示してください」

 舛添知事「つきあいが長くかねてより相談相手でございました。その方を客室に招きまして、政治家の今後について、また都知事選挙の出馬について相談を致しました」

 4つの会派の議員が舛添知事の姿勢をただした7日の代表質問は6時間近く続いた。

 都議会公明党・長橋幹事長「記者会見と(回答が)ダブることがあって、正面から答えてないという印象を強くしました。納得できない」

 傍聴した都民「自分の言い訳みたいなことだけで、なんの説明にもなっていません」

 都議会は、代表・一般質問で知事の答弁が不十分であれば、総務委員会での集中審議を行う方針で、9日の理事会で決定する見通し。8日の一般質問でも舛添知事は厳しく追及されるとみられる。