「政治資金の使い方が一部不適切」と指摘された東京都の舛添知事の疑惑について、７日から都議会で質疑が始まる。７日の代表質問では、知事に対して厳しい追及が行われる見通し。

　都議会では７日午後１時から舛添知事への代表質問が行われ、疑惑についての追及も行われる。舛添知事の疑惑については６日、調査を行った弁護士が、家族同伴だった宿泊費や飲食費合わせて１１３万円分や、マンガ本や美術品の購入について、「不適切」と指摘しながらも「違法性はない」と報告し、舛添知事は、不適切と指摘された支出分は返金するなどとしながらも、辞職はしないとしている。

　これに対し、都議会の各会派からは「違法でなければいいというわけではない」との声が上がっていて、７日の代表質問と８日の一般質問で、舛添知事の道義的な責任や資質などを厳しく追及する姿勢。また、議会は今後、一問一答形式で舛添知事をより厳しく追及できる総務委員会での集中審議も行う方針。