舛添氏調査 一部不適切も「違法性なし」
東京都の舛添知事は政治資金など自らの一連の疑惑について弁護士に依頼していた調査結果を公表した。一連の疑惑は「すべて違法性はない」としている。
舛添知事「様々なご指摘を頂き、都民の皆さまを始め多くの方々にご心配をおかけしていることを心からおわび申し上げます」
2人の弁護士による調査は、舛添知事の一連の疑惑について「すべて違法性はない」としている。しかし家族同伴の宿泊費や飲食代それに書籍代などには「不適切なものがあった」と結論付けた。
調査を行った佐々木善三弁護士「購入した書籍に、この中には『クレヨンしんちゃん』が含まれておりますが、家族のために購入したものとみられてもやむを得ないという点を考慮すると、政治資金を用いてこれらの図書を購入したことが適切であったとは言い難いという結論。もちろん違法ではありません」
一方で、舛添知事は「けじめ」として、「不適切」とされた家族同伴の宿泊費や飲食代などは返金するとともに公用車で頻繁に通っていた湯河原の事務所兼別荘は売却すると発表した。その上で自らの進退については、引き続き知事の職にとどまる意向を示した。