東村山市の中学校で「保健」全く行わず
東京都東村山市の中学校で、「保健」の授業が全く行われていなかったことが分かった。
東村山市の教育委員会によると、市立東村山第三中学校で保健体育の教師1人が2006年以降、国の学習指導要領で定められている「保健」の授業を一度も行っていなかったことを明らかにした。
この学校には保健体育の教師は3人いたが、2014年以降は残りの2人も「保健」の授業を一度も行っていなかった。代わりに「体育」の授業を行っていたという。
教師らは「保健より体育の運動の方が生徒指導に適したため」と説明しているということで、学校側は教育委員会に報告せず、黙認していたという。
教育委員会は今後、在校生に必要な保健の授業を受けさせるとしている。