“教科書問題”謝礼対象の25%が採択関与
教科書会社が検定中の教科書を教員らに見せ、謝礼を渡していた問題で、謝礼の対象となった教員らは全国で3367人で、このうちの25%が「採択」に関わる立場だったことがわかった。
この問題は、教科書会社が検定中の教科書を教員らに見せ、謝礼を渡していたもので、文部科学省は全国の教育委員会を通じて調査した。それによると、謝礼提供の対象となった公立の小中学校の教員らは全国で3367人に上り、このうちの25%の839人が採択に関わる立場だったことがわかった。
馳文部科学相「信じられないですね」
文部科学省は採択に影響はなかったとしているが、全国の教育委員会に、教科書会社と関わりがある教員は採択に関与させないよう求めた。