１５日に辞職が決まった東京都の舛添知事は１６日、都庁で片付けなどを行った。

　舛添知事は１６日朝、厳しい表情で東京都庁に入った。辞職を受けて、知事の公務は全てキャンセルされているため、１６日は片付けなどを行ったという。

　都庁職員「（辞職は）ちょっと遅すぎたような気がしないでもない」「回線がパンクして電話が不通になったとか、業務にならなかったのは事実ですね」

　舛添知事は１５日、「これ以上、都政の停滞を長引かせることは私にとっても耐え難いことでございます。都知事の職を辞する決意を致しました」と話していた。

　舛添知事は、２１日付での辞職が正式に決まっているが、２０日に予定されていた集中審議が取りやめとなった上、知事は辞職会見を行わず、１７日の定例会見にも出席しない方針のため、残された多くの疑惑は解明されないままとなる恐れがある。

　舛添知事は２０日が最後の登庁となる見込みだが、退職のセレモニーなどは予定されていないという。