「不審メール届いた」JTBに報告100件
旅行会社大手JTBの顧客数百万人分の個人情報が不正アクセスで流出した恐れがある問題で、「不審なメールが届いた」という顧客からの報告が、約100件あることがわかった。
サーバーが何者かに不正アクセスされた事態を受け、JTBは24日、観光庁に対し、不正アクセス時の対応状況や再発防止策を報告した。
当初、JTBは、Eメールアドレスなどの情報が流出した恐れがある顧客を約800万人と発表していたが、24日の記者会見で、数え間違いがあったとして、約679万人に修正した。
また、この問題を受けて設置した問い合わせ窓口に、「不審なメールが届いた」という顧客からの報告が、これまでに約100件寄せられたという。
一方、不正アクセスは、3月に確認されていたにもかかわらず、JTBによる公表が、約2か月後だったことから、観光庁は、公表の時期を含め、迅速に対応すべきだったと厳しく注意したという。