「原因は製造ミス」エスカレーター事故
東京・千代田区のJR水道橋駅で去年12月、エスカレーターの踏み段がめくれあがって壊れたトラブルで、国土交通省の事故調査部会は、製造ミスが原因とする報告をまとめた。
このトラブルは去年12月、JR水道橋駅のエスカレーターで踏み段が突然めくれあがって、吸い込み口に入らなくなったもの。報告書によると、踏み段に何らかの異物が挟まったために踏み段を上に持ち上げる力が働き、さらに、踏み段を動かすレールと車輪との間に製造ミスで隙間ができていたために踏み段が浮き上がった状態になり、吸い込み口に衝突したという。
JRの他の駅やショッピングセンターなど全国のエスカレーター58台でも同様の製造ミスが見つかり、国交省はメーカーの「フジテック」に対し、適切に製造するよう指導した。