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米軍ヘリ着陸帯の移設工事に市民ら“抗議”

2016年7月19日 19:05
米軍ヘリ着陸帯の移設工事に市民ら“抗議”

 沖縄県東村のアメリカ軍北部訓練場では、ヘリパッドと呼ばれるヘリコプターの着陸帯を集落の近くに移設する工事が再開されようとしている。これを前に19日、反対する市民らと防衛省の作業員や機動隊員がにらみ合い、緊張が高まっている。

 工事への抗議活動が続く東村のヘリパッド予定地近くの県道では、警視庁など全国の警察から派遣された機動隊員が19日から配置についた。

 ヘリパッドの移設工事は、アメリカ軍が北部訓練場の約半分を日本側に返還する見返りとして進められたが、移設先の近くには高江集落があり、騒音の激化などを懸念する住民らが訓練場のゲートに車を並べて工事車両の進入を阻むなどして抵抗し、工事が大幅に遅れている。

 日本政府は、抵抗する市民や車を排除し、今週中にも工事を再開する予定で、衝突も予想される。