スイカの被害相次ぎ…クマ捕獲 山形
スイカを食い荒らされるなどクマによる被害が相次いでいる山形県で、26日朝に仕掛けたおりでオスのクマが捕獲された。
クマが捕獲されたのは、大江町橋上のスイカ畑脇に仕掛けたおりで、26日午前4時頃、見回っていた猟友会のメンバーが発見したもの。クマは体長が1メートル、体重50キロほどのオス。周辺のスイカ畑では、先週から連日、スイカが食い荒らされ、被害は50個以上に上っていた。スイカに残された爪痕や足跡などからクマによる食害とみて、地元の猟友会が、今月23日から、はちみつを入れたおりを仕掛け、パトカーが巡回するなど警戒していた。
県猟友会西村山支部大江町分会・安孫子行雄会長「50個以上も食べられている。生産者も困ったということで、1頭だけでなく2頭、子連れで来ている感じもする」
捕獲したクマは26日午後に駆除されたが、周辺には別のクマもいる可能性もあるとして、おりを引き続き設置し、警戒を続けることにしている。