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クマの仕業?山形県でサクランボ被害相次ぐ

2016年6月12日 13:07
クマの仕業?山形県でサクランボ被害相次ぐ

 山形県内でサクランボの実が、クマとみられる動物に食い荒らされる被害が相次いだ。

 山形市柏倉のサクランボ畑で11日午前9時半ごろ、畑を所有する男性が、太い枝が折られていたり、佐藤錦と紅さやかの実が食い荒らされたりしているのを見つけた。被害は、佐藤錦と紅さやかがそれぞれ2キロ、合わせて時価7000円相当だという。幹に残っていた爪の痕などからクマによる被害とみられている。

 現場は西山形小学校から南西に1.2キロ離れた場所で、警察が付近の住民に注意を呼び掛けている。

 一方、寒河江市柴橋のサクランボ畑では11日午前11時ごろ、畑を所有する男性が、佐藤錦の実、約15キロが食い荒らされているのを発見し届け出た。現場の畑にクマのふんがあり、その中にサクランボの種も混じっていたことから、警察はクマによる被害とみている。食い荒らされた実は赤く色づいたものを中心に被害に遭っていたという。

 現場周辺には集落もあり、警察がパトカーを出動させ、住民に注意を呼び掛けている。