福島・大熊町 一部で特例宿泊が始まる
東日本大震災から5年5か月がたち、ようやく宿泊できるようになった。福島県大熊町の一部の地区で、特例宿泊が始まった。
全ての町民が避難する大熊町では、帰還困難区域を除く地区で11日から特例宿泊が始まり、希望する町民が役場で線量計を借りてから自宅へと向かっていた。
いわき市に避難にする三津間義一さん(62)は、川内村から大熊町に戻した羊の世話をするため、特例宿泊に申し込んだ。
三津間義一さん「ふるさと、小学1年からここに住んでいるから。やっぱり来るとほっとする」
大熊町で特例宿泊が行われるのは初めてで、10日までに申請したのは、対象となる141世帯中13世帯、40人という。