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台風第7号 北日本で局地的に猛烈な雨か

2016年8月17日 10:50

 気象庁によると、台風第7号の影響で、北日本で17日は、局地的に猛烈な雨が降り、沿岸部を中心に暴風や大しけとなる見込み。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫、暴風や高波、高潮に警戒が必要。

【気象庁の発表内容は以下のとおり】

[台風の現況と予想]
 台風第7号は、17日10時には、石巻市の南東約60キロにあって、1時間におよそ35キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。
 台風第7号は、今後暴風域を伴い、17日は、東北太平洋側の沿岸部を、温帯低気圧の性質を帯びながら北上し、17日夕方から夜にかけて北海道地方に上陸する見込みです。18日午前中にはオホーツク海で温帯低気圧となるでしょう。
 また、日本海から北日本にかけて前線がのびており、前線に向かって湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっています。

[防災事項]
<大雨>
 北日本では、台風第7号や前線の影響で局地的に非常に激しい雨が降っており、土砂災害の危険性が高まっているところがあります。
 台風第7号の北上に伴い、東北地方では17日昼過ぎにかけて、北海道地方では17日夜遅くにかけて、雷を伴った1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り大雨となるでしょう。局地的には、猛烈な雨の降るおそれもあります。

 18日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで
    北海道地方   250ミリ
    東北地方    120ミリ
の見込みです。

 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

<暴風・高波>
 北日本では、18日にかけて、海上を中心に猛烈な風が吹き、海は大しけとなるでしょう。
 18日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
   北海道地方・東北太平洋側   30メートル(45メートル)
 18日にかけて予想される波の高さは、
   北海道太平洋側・東北太平洋側  8メートル
の見込みです。
 暴風やうねりを伴った高波に、警戒してください。

<高潮>
 北海道地方では、17日は台風の接近により潮位の高くなるところがあるでしょう。海岸や河口付近の低地では高潮による浸水や冠水に警戒してください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報等に留意してください。
 次の「台風第7号に関する情報(総合情報)」は17日17時頃に発表する予定です。