汚染水流出防止を 福島第一原発で台風対策
東北地方に上陸の恐れが出ている台風10号に備えて、福島第一原発では、増水した地下水によって汚染水が海に流出しないよう地下水くみ上げ用のポンプを増設するなど対応に追われている。
東京電力によると台風10号への対策としてこれまでにクレーンの転倒防止のためブームを下に降ろしたりケーブルが飛ばない様に固定するなどしたという。また雨によって地下水位が地表面まで上昇し汚染水が海に流れ出さないよう地下水のくみ上げ用ポンプを増設するなど対策をとったとしている。
しかし先週の台風9号の影響で地下水位が通常より高い状態にあり、東電では地下水が地表にあふれる事態を防げるかどうかは分からないとしており、台風通過後直ちに汚染水が流れ込んでいないか海水のサンプリング調査を行うとしている。