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強風域の奄美大島 サトウキビ被害に懸念

2016年9月3日 6:48
強風域の奄美大島 サトウキビ被害に懸念

 台風12号の強風域に入っている鹿児島県の奄美大島から中継で伝える。

 気象庁によると3日、午前3時31分に喜界島で21.6メートル、午前0時56分に笠利で20.1メートルの最大瞬間風速が観測されている。

 奄美大島を台風が襲うのは今年初めてで、島の特産品、黒糖焼酎の原料となるサトウキビはこれまで順調に育ってきたが、強風などによる被害も懸念される。

 また、地元の人に話を聞くと、「自分たちは台風には慣れているが、岩手や北海道を襲った台風10号を見ると、改めて台風は恐ろしいと感じた」といった声が聞かれた。県内では喜界町で3921世帯7398人、十島村で393世帯713人に避難準備情報が発表されている。

 昼前には十島村が暴風域に入る見込みで、1時間に70ミリの非常に激しい雨が降り、最大瞬間風速55メートルの猛烈な風が吹く恐れがある。

 奄美地方には現在、暴風・波浪警報が発表されていて、暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要。

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