北朝鮮で地震 気象庁「核実験の可能性」
日本時間9日午前9時半ごろ、北朝鮮北東部を震源とする地震があった。震源の近くには北朝鮮の核実験場があり、地震の波形が過去に行われた核実験と似ていることから、気象庁は核実験の可能性もあるとして詳しく調べている。
気象庁によると、日本時間9日午前9時半ごろ、北朝鮮北東部を震源とする地震があった。地震の規模を示すマグニチュードは5.3で、震源の深さはごく浅いという。
今回の地震の震源付近には北朝鮮の核実験場がある。さらに、地震の波形が、北朝鮮がこれまでに行った核実験の時に観測された地震の波形と似ていることから、気象庁は、核実験が行われた可能性もあるとみて詳しく調べている。
気象庁によると、通常起こる自然地震では、P波と呼ばれる小刻みの揺れが最初に伝わり、その後、揺れ幅の大きなS波がやってくが、核実験の場合には、最初から揺れ幅の大きなS波が観測されることが多いという。気象庁は記者会見を開いて詳しく説明する方針。