北朝鮮の北部で日本時間９日午前９時半、人工的な揺れが観測された。韓国政府は、北朝鮮が５回目の核実験に踏みきったとみて分析を進めている。

　韓国軍によると、日本時間９日午前９時半、北朝鮮の核実験場がある豊渓里近くで、マグニチュード５．０の人工的な地震が観測された。日本の気象庁は、地震の規模はマグニチュード５．３としている。中国地震局によると、震源の深さは約０キロとしている。韓国国防省の関係者は「核実験の可能性がある」との見方を示した。

　北朝鮮は９日が６８回目の建国記念日で、このタイミングに合わせて５回目の核実験に踏みきった可能性もある。