天皇陛下 皇居内の水田で稲刈り
天皇陛下は21日夕方、皇居内の水田で豊かに実った稲を50株収穫された。
この水田にある稲は、今年5月に陛下が自ら植えたうるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」で、陛下はカマで手際よく刈り取っていき、終了時には「これで終わりね」と笑顔を見せられた。
宮内庁によると、今年は、日照は例年よりやや少なかったものの、台風の影響もなく、平年並みの作柄で、皇居の水田全体で94キロほどのコメが収穫できるという。
陛下は昭和天皇が始めた皇居内での稲作を平成元年から続けられていて、収穫されたコメは皇室の祭祀や伊勢神宮の神事などに使われる。