民進党の富山県連が、２０１４年の民主党当時、政党交付金が支給される機関紙などの印刷代をめぐり、うその報告をしていた疑いがあることがわかった。

　民進党県連は、民主党当時の２０１４年分の「政党交付金使途報告書」で、機関紙やチラシ、ポスターの印刷代などとして、富山市の印刷会社に６回にわたって計２６７万円余りを支出したと報告していた。

　しかし、印刷会社に確認したところ、実際に受注と入金が確認できたのは約２０万円だけで、残る２４７万円余りは入金記録などがないという。

　県連の高田一郎元代表は、「確認はできないが、不正の指摘についてはきちんと調査のうえ答えたい」と話している。