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信号消え、EVは停止…その時都内では?

2016年10月12日 19:26
信号消え、EVは停止…その時都内では?

 12日午後、東京都内で、最大約35万戸が停電し、電車が一時、運転を見合わせるなど交通機関にも影響が出た。停電が起きた際、都内では、信号機が消えたり、エレベーターが停止するなどの事態も起きた。映像でまとめた。


【停電、都内各所では―】

■東京23区で港区や豊島区を中心に、一時、35万軒以上が停電した大規模なトラブルが発生した。

■午後3時半すぎ、東京・霞が関の国土交通省で停電が起こり、天井にある非常灯だけがついた状態に。暗闇の中「火災?」などの情報が行き交った。

■同じ頃、東京・中野区江原町でも、突然停電が発生し、道路の信号機が消えた状態に。その中を車が行き交っていた。

■東京・港区のビルでは、停電の影響でエスカレーターやエレベーターが停止していた。

■従業員「1回電気がプツって切れて、10分後に電気が落ちた」


【飲み物を配布するお店も―】

■今回の大規模停電で、一部の交通機関にも影響が出た。

■西武鉄道は、ほぼ全線で一時、運転を見合わせた。西武池袋駅前では、タクシーを待つ人の長い列ができた。

■埼玉県の所沢駅前では、電車がとまった影響でバス停に長い列ができた。寒い中、並ぶ人を気づかい、近所のコーヒーショップの店員が飲み物を配布する様子もあった。

■停電は、午後4時25分に全て復旧したが、原因はいったい何だったのだろうか。


【黒煙をあげて燃える変電施設】

■午後4時頃、埼玉県新座市の上空から撮影した映像には、真っ黒な煙が勢いよく立ち上っていた。

■国道に面した一角の地下から大量に吹き出す黒煙。懸命の消火活動にもかかわらず、勢いはなかなか弱まらない。

■現場は、東京電力の無人変電設備がある場所で午後3時前、「煙が出ている」と110番通報があった。


【突然の炎に、現場は騒然】

■突然、炎があがり、騒然とする現場の映像も。決死の消火活動が行われる中、付近の住民らが不安そうに見つめていた。

■警察によると、地下ケーブルが通っている場所から煙が出ており、午後6時現在までに、けが人や建物が延焼したという情報は入っていないという。

■近くの人「異臭がしたりしていますね」「配線がやけてるような感じですかね」「(Q:ゴムっぽい香り?)そうですね」「(Q:臭いはいつから?)黒煙が上がり出して割とすぐ。口をふさがないといけないほどではない」

■東京電力は、火災の原因について、埼玉県新座市野火止の地下トンネルに敷設してあるケーブルが絶縁できない状態になり出火し、ほかのケーブルにも飛び火したという。人為的に火をつけられたものではないとしている。