東電 同様のケーブル点検、異常なし
東京電力は、都内で大規模停電を引き起こした送電ケーブルの火災を受け、同様のケーブルの緊急点検を14日午後、終えた。その結果、異常は見つからなかったという。
この事故は、油を絶縁体に使った構造の送電ケーブルが火災を起こし、都内で約59万軒の停電が起きたもの。事故を受け東京電力は、13日から同じ構造を持つ送電ルートの一部や油の設備など優先度が高い部分について緊急点検を行ってきたが、14日午後5時頃までに終わったという。その結果、異常は認められなかったとしている。
ただ、すべての同様のケーブルの点検が終わったわけではなく、事故の原因はいまだに分かっていない。警察や東電などは16日にも火災現場の実況見分を行い原因の特定を急ぐことにしている。