拉致被害者の家族「実質的な協議を早く」
北朝鮮による拉致被害者の家族らが集会を行い、日本政府に対し「解決に向けた実質的な協議を早くしてもらわないと困る」などと、あらためて対応を求めた。
横田早紀江さん(80)「(解決のためには)国のトップ同士が真剣に目を見て言葉を出して、本当に話し合わなければわからないと思います。こういう運命に置かれたのでしようがないですが、(拉致された人たちを)何とか助け出してあげたい」
被害者家族会・飯塚繁雄代表(78)「被害者を取り返すための実質的な協議を早くしてくれないと困るわけです。(政府が)より具体的な協議ができるような動きを、本当にしているのかというのを、すごく心配しています」
拉致問題をめぐっては、北朝鮮が今年2月に被害者らの調査中止を発表するなど、解決へ進展が見られない状況が続いている。
集会で、家族らは政府に対し、「拉致問題を第一優先に取り組んでほしい」とあらためて求めた。