東京都青梅市でクマの目撃情報が相次いでいる。

　２３日、青梅市駒木町の雑木林で地元の猟友会がクマを発見し、駆除した。クマは体長約１．３メートル、体重８０キロのメスのツキノワグマで、クルミの実を求めて雑木林に現れたとみられている。青梅市内では、２２日の朝にも体長約１．４メートル、体重１２０キロのオスのツキノワグマを猟友会が発見し、駆除していた。

　この発見現場から約２５０メートル離れた釜めし店では、今月１２日と１３日に調理場にクマが侵入し、冷凍庫などが荒らされる被害が出ていた。

　これまでに人的被害は出ていないが、青梅市内では、２２日昼前にも市内の川を泳ぐ駆除されたモノとは別のクマが目撃されていて、市は住民に注意と警戒を呼びかけている。