キノコ採り男性 クマ“親子”に襲われる
18日朝、山形県最上町で1人でキノコ採りをしていた男性が親子とみられるクマに襲われ、顔などをかまれて大ケガをした。
午前8時前、最上町月楯にある熊ノ返山で、キノコ採りを終え、下山していた近くに住む会社員、大沼春忠さん(63)が草むらから出てきたクマ2頭に遭遇した。クマは親子とみられ、大沼さんは体長1メートルのクマから頭や顔、それに腕などをかまれ、ほお骨などを折る大ケガをした。
警察や近所の人の話によると大沼さんはクマに襲われた後、自力で歩いて下山し、途中、持っていた携帯電話で自宅に連絡したという。
最上町では、山の入り口にのぼりを設置するなどして、警察と共に付近の住民に注意を呼びかけている。